プラスチックが生態系や人類にとって有害だということが、分かってきました。
けれど人類は、プラスチック生産や利用を止めていません。
海洋プラスチックの影響
海洋のプラスチックは、すでに生態系に悪影響を与えています。砕けたマイクロプラスチックは、魚介類を通じて生物濃縮され、人体に取り込まれます。
人体に蓄積したプラスチックに添加されている難燃剤には、毒性があります。人の場合、母乳への蓄積が多いほど子供の知能指数が低くなる、との研究もあります。
1000ナノメートル以下の「ナノプラスチック」は、細菌と同じレベルの大きさです。細菌サイズのナノプラスチックは、排泄されず、小腸などを通じて血管の中に入ります。ナノプラスチックは、細胞膜もすり抜けて、人体に蓄積されます。
数十マイクロメートルサイズ(※)のマイクロプラスチックや、ナノプラスチック(※)は、地球の大気中を漂っています。そして人類は、いまもそれを吸い込み、体への蓄積を続けています。
(※)10μm=0.01mm、1000nm=0.001mm
人体への影響は、まだ研究が始まったばかりです。
プラスチックの処理
現在、廃棄されるプラスチックの8割弱が、リサイクルも焼却もされずに、埋め立てられています。埋め立てられたプラスチックのうち、毎年推定3,000万トンが、海に流れ出しています。これは、年間プラスチック消費量の、およそ一割に当たります。
プラスチックの元は、化石燃料です。焼却すれば、石油同様、二酸化炭素が放出されます。
人類が安全に生きられる環境を守るためには、プラスチックを全てリサイクルするか、作らないかの二択しかありません。
しかし、人類のプラスチック消費は、留まるところを知りません。
あの時と同じ
これは、鉱毒やカドミウム、有機水銀のときと、同じです。
当時、重金属・カドミウム・有機水銀による被害が出はじめ、それらが生態系や人類にとって有害だと分かってきました。しかし、それを認識しつつ、それでも経済的理由が優先されて、状況が放置されました。
結果として、大きな被害が出てしまいました。
人類は学ばない
やはり人類は、相応の被害とダメージを被るまで、見ぬふりをするのでしょうか。同じ轍を踏むのでしょうか。
人類は、学ばない生き物なのでしょうか。
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